学科案内

 

主任教授 ご挨拶

学科主任 金井 敦

 今日、インターネットの普及に伴い、PCのみでなくスマホ、家電、自動車などあらゆる物がネットに繋がるIoT(Internet of Things)の時代に突入し、社会のあらゆる側面で情報工学をベースとした大きな変革が始まっています。このように、「応用情報工学」を学ぶことの意義が益々重要になっているといえます。社会が直面する課題がめまぐるしく変化する中で、情報通信技術・情報処理技術は、あらゆる分野において大切な基盤技術として、エンジニアの育成が強く求められ、その活躍の場は無限にあるといえます。
 応用情報工学科は単に「情報工学」を学ぶ学科ではなく、『応用』という言葉に特別の意義を込めております。本学科の教育カリキュラムでは、情報通信技術・情報処理技術を身につけ、独創的な『ものづくり』に携わることができる創造性と国際性豊かなエンジニアを育成するということを目的としています。そのため、授業、PBL(Project-Based Learning)や研究活動を通じて、企業活動や社会生活への実践に重点を置いた教育を行っています。
 本学科で学ぶ皆さんのために、6つの履修モデルコースを用意しました。幅広い応用分野がある情報技術に関して、まず確固たる基礎を身につけた上で、一人一人の学びのニーズに応じた履修が可能となるように、修業年次後半の科目が設計されています。また、6年一貫教育として大学院進学を推奨しています。学部と修士課程を通じて、社会に出るための基礎力ができるものと考えています。
  「情報ネットワーク」コースでは世界中のコンピュータを高速の通信回線で結ぶことによって誰もが容易に使える様々なサービスを可能としているインターネットについて、ネットワークの仕組みやセキュリティ向上のための認証技術・暗号などの技術を身につけることができます。
  「人間環境情報」コースでは、コミュニケーションにおいて人間がさまざまな感覚を通じてやりとりしている情報やその人間をとりまく環境の情報をコンピュータで認識・生成できるようにすることで、ユーザにコンピュータという機械の存在を意識させない「人に優しい」情報処理システムを実現するための技術を身につけます。
  「社会情報」コースでは、インターネットとともに登場したウエブ、ブログ、チャット、ツイッターなどのコミュニケーションツールの仕組み、世界中の大量マルチメディア情報から必要情報を即座に取り出すことができる検索エンジン、それを支えるデータベースの仕組みなどの技術を身につけます。
  「ユビキタス」コースでは、あらゆる機器にコンピュータ・無線通信機能を組み込むことによりインターネットとの接続を可能にし、何時でも何処でも所望のシステムに接続できるユビキタスな情報処理環境を実現する技術を身につけます。
  「生体情報」コースでは、生体がもつ高度な情報処理の計算原理をコンピュータによる情報処理に応用することをめざす生体情報処理や人工知能に加えて、画像処理や信号処理を医療や福祉などの分野に応用することをめざす技術を身につけます。
  「基礎情報」コースでは、コンピュータの基礎原理に精通し、独自の計算システムを設計・実装できる計算機のエキスパート、あるいは次世代の情報工学の基礎分野を切り開く基礎技術を身につけます。
 皆さんは応用情報工学科で学ぶことによって、このように広範囲の研究開発に携わるための知識と技術を身につけることができます。専門知識・技能に加えて、深い教養とともに、広い視野の国際性も身に着けることができます。理工学部全体で、多種・多様な教養科目が用意されています。さらに、語学については少人数教育により実践をつんでいただきます。夏季休暇・春季休暇を利用した短期留学プログラムも用意されています。
 法政大学理工学部応用情報工学科という学び舎で豊かな成果を掴み、希望と夢のある未来を切り開くことを心より期待しています。

平成29年度 学科主任 金井 敦

 

応用情報工学科紹介

 20 世紀末に急速に展開し始めた情報技術(information technology:IT)は、我が国の社会基盤を“工業社会”から“情報社会”へと変え、以前は計算のために用いられてきたコンピュータがネットワークで繋がり、インターネットを介した情報検索や情報発信を行う道具に変貌しました。インターネットで常にアクセス可能でグローバルな情報やサービスは、ビジネスの方法や市民の生活様式をドラスティックに変えつつあります。政府も国民生活のさまざまな分野でのIT 化を積極的に推進し、近年では安心、安全な生活を提供する情報システムの構築に大きな投資がなされています。ネットワークで結ばれた情報化社会では、いつでも、どこでも、誰でも様々な情報にアクセスできるように情報環境を構築することが必要であり、また、そのような環境の下で、安全に、かつ安心して暮らしていくことができるような情報の応用技術の展開が望まれています。

 このような時代における情報技術者は、基礎能力としての情報スキルを磨き、情報社会を構成する応用技術の開発に必要な柔軟性と、さまざまな問題に対して的確に対処できるために幅広い知識をえる積極性を持っていなければなりません。我が国でも産業構造は製造業からソフトウエア・サービス業に移行しており、情報関連の応用分野は急速に拡大していますが、この情報産業を根幹から支え担うことができる情報技術者の数は不足しています。

 多様化した情報環境に対応できる技術者を育成するために応用情報工学科では、後述する情報の応用分野で活躍するための6つの履修モデルを例とした教育カリキュラムを提示しており、情報関係の基礎知識を充実させるとともに、電気電子工学と情報科学の両者の境界領域の基礎を固めます。具体的には、「ネットワークによってさまざまなものやことを有機的に繋ぐ仕組み作り」をコンセプトに、インフラとしてのネットワーク自体を取り扱う領域、社会とネットワークが関わる領域、自然や人を取り巻く環境とネットワークが関わる領域、人がネットワークと関わる環境を取り扱う領域、ネットワークを高度医療や高齢化時代の介護に応用する領域、という5つの応用領域、それらの発展に横断的に寄与する情報処理の基礎技術を展開するカリキュラムを用意しています。

 応用情報工学科では、利用する人にとって有用で安全な、ネットワークで繋がれた情報環境を構築できるエンジニアの育成を目的に、以下の6つの履修コースを設定し、実践的な教育を行い、我が国の情報産業のキーパーソンとなる人材を育成します。




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