大学院案内

 

専攻主任のご挨拶

専攻主任 品川満

 法政大学は,1880年(明治13年)に東京法学社として設立されて以来今日まで社会の動きに即応した進化を続けてきました.建学以来の「自由と進歩」の精神を培い,既成概念にとらわれない自由な発想で考え,新しい問題に積極的にチャレンジする「自立型」人材の育成を教育理念とし,輩出した人材による「自由」な発想と行動を通して,日本社会の「進歩」に貢献してきました.2013年4月に設置された大学院理工学研究科は,従来の工学研究科を改編したものです。これまでの方針を継承し,本学の理念・目的に則り,高度な知識と最新の専門技能を磨き,高い専門性と職業意識を身に着けた「自立型」人材の養成を目的としています.本専攻は,学科との連携を密にして学部から大学院修士課程までの6年一貫の教育体制と,それに引き続く博士後期課程における研究者養成を行える体制を保持しています.
 応用情報工学専攻は,単に情報工学自体を研究するだけではなく,情報工学を軸とし情報工学を様々な分野に“応用”する技術を研究する専攻です.昨今,マーケッティング分野から消費スタイルに合わせた場(=コト)づくりの重要性が指摘され,その「コトづくり」に適した「モノづくり」の要求が高まっています.本専攻では,IoT,クラウドコンピューティング,通信ネットワーク,ヒューマンインターフェースをキーワードとした高度情報社会を支える実用的かつ高度な技術を身につけ,マーケット競争力のある「コトづくり」に貢献する独創的な「モノづくり」の開発現場で活躍できる自立した技術者・研究者を育成するということを目的としています.
 本専攻の修士課程では,応用力を重視し,産業界で実際に活用する技術の習得とともに,一人称で考えかつ行動できる,いわゆる実践的な社会人力を備えた人材を育成します.本専攻の博士後期課程では,新技術の探索および技術の組換えなどにより,失敗を恐れずにイノベーションを追求できるような創造的な研究活動を自立して行うとともに,新たな人材を教育する能力を養います.本専攻において,幅広い専門的基礎学力と独創的能力を磨いて,この分野の技術の発展に指導的な役割を担う世界を牽引する技術者,研究者になることを期待しています.

 

大学院の概要

 情報通信技術は、インターネットやブロードバンドの爆発的な普及により急速に発展し続けています。この技術は進歩が非常に速く,特に最近はクラウドコンピューティングによる技術革新,デバイスの高性能化,小型化によるユビキタスネットワークの普及,さらにはヒューマンインタフェースや画像処理応用技術の高度化が急激に進行中です。本専攻はこのような技術を対象としており、「計算機工学」「情報ネットワーク工学」「情報処理工学」「人間情報工学」の四つの分野から構成されます。「計算機工学」では、重要な基盤領域である計算機の高速化、効率化、知能化を目指したアーキテクチャや、アルゴリズム及びプログラミングが、「情報ネットワーク工学」では、インターネットに代表される多数の計算機がネットワークを介して結合しWebなどを通じて情報処理を行う高度なネットワーク技術が研究対象です。「情報処理工学」では、計算機やネットワークを利用した応用には欠かせない画像処理や知能処理などの情報処理技術を、「人間情報工学」では、計算機をより使いやすく身近なものにするための人間と計算をつなぐ技術を研究対象としています。
 本専攻では、応用情報工学分野の多彩な教授陣を有し、学会誌や国際会議での論文発表等も活発です。「モノづくり」に携るめの幅広い専門基礎学力と独創的能力を持ち、技術の発展に指導的役割を担う技術者・研究者の育成を目的としています。

応用情報工学専攻における人材養成 (イメージ図)

 

教育の考え方及び特色

カリキュラム構成は,理工学部応用情報工学科の「情報ネットワーク」「社会情報」「ユビキタス情報」「人間環境情報」「生体情報」「基礎情報」コースを応用的視点から工学分野の視点に統合整理しさらに発展させ,シームレスかつ効果的に接続した6年一貫教育を目指している

応用情報工学専攻は,以下に述べる基盤技術と応用技術に大別される4分野を柱としている。基盤技術は,情報処理装置としてのコンピュータを対象とする「計算機工学」と,コンピュータと人や社会を結合するネットワークを対象とする「情報ネットワーク工学」の2分野で構成する。「計算機工学」では,応用情報工学分野の重要な基盤領域である計算機の高速化,効率化,知能化を目指したアーキテクチャ,アルゴリズム及びプログラミングについての教育と研究開発を行う。「情報ネットワーク工学」では,多数の計算機がネットワークを介して結合し連携して情報処理を行うネットワーク技術についての教育と研究開発を行う。応用技術は,コンピュータやネットワークを利用して実現される様々な処理技術について,画像認識や知能処理を対象とした「情報処理工学」と,人とコンピュータとのインタフェースを対象とした「人間情報工学」の2分野で構成する。「情報処理工学」では,計算機やネットワークの基盤の上に様々な利用や応用のための具体的な情報処理技術についての教育と研究開発を行う。「人間情報工学」では,計算機をより使いやすく情報処理をより身近なものにするための人間と計算機のインタフェースについて,人間そのものの情報処理の仕組みを学ぶことによって人間と計算機がうまく協働できるようにする技術についての教育と研究開発を行う。

修士課程では,それぞれの分野において専任の教員が担当する基幹科目を設定し,分野ごとに専門的な教育を十分受けられるようにする。また,分野ごとの基幹科目の習得を前提に,本人の興味や専門分野をさらに深く広く知識を習得できるようにするために,専任教員および兼任教員で構成する展開科目を設定する。その中で,理系研究開発者にとり必須であるテクニカルライティングについて,専任教員で構成する「科学技術文技法」を設定し実践力充実を図る。さらに,実際の研究活動,学会での発表活動を通じての実践的な能力の習得を目的として,専任教員による研究実践科目を設ける。博士後期課程では,「計算機工学」「情報ネットワーク工学」「情報処理工学」「人間情報工学」の各分野について,専任教員による研究実践科目を設置し,専門分野における国際的な研究活動を通じて実践的な能力とさらなる専門知識を養う。

 

3つのポリシー

アドミッション・ポリシー(学生の受け入れ方針)

応用情報エ学は、高度情報社舎を支える基盤技術として重要である。との基盤技術の基礎を学んだ応用情報工学系の学部卒業生、この分野で一定の勤務実績がある社会人、および留学生などを受け入れる。社会人、留学生に対しては特別入学制度を設けている。

カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実践方針)

研究分野は「計算機エ学」「情報ネットワーク工学」「情報処理エ学」「人間情報工学」から構成されており、応用情報エ学において実用的かつ高度なハード ウェアやシステムの開発の知識や技術を習得し、研究能力を高められるように構成されている。修士課程、博士後期課程ともに、国内外の学会での研究発表、論 文執筆を積極的に奨励し、最先端かつ実践的な活動を通じて指導を行っている。

デイプロマ・ポリシー(学位援与の方針)

修士課程では、応用情報エ学における学問的な基礎だけでなく応用力やシステム開発カを重視し,産業分野で実際に活用するための広い視野に立った学識と高い 研究能力を有することを基本方針としている。博士後期限程では,自立して世界最先端かつ創造的な研究活動を行うととができる高度な研究能力と実践で適用す る広い応用能力を有することを学位授与の方針としている。

 

履修モデル

* タブをクリックすると各コースのカリキュラムをご覧頂けます。

  応用情報工学専攻 修士課程 履修モデル①

  応用情報工学専攻 修士課程 履修モデル②

  応用情報工学専攻 修士課程 履修モデル③

  応用情報工学専攻 修士課程 履修モデル④

  応用情報工学専攻 博士後期課程 履修モデル