人間環境情報コース

 

人間環境情報コース

 社会のあらゆる分野で今や欠くことのできない存在となっている情報処理システムにおいて、その構成要素であるコンピュータやネットワークインフラの高速・大容量・低価格化、ならびにアプリケーションソフトウェアの高機能・多様化という点での進歩は著しいものがあります。しかし、ユーザである人間にとって、今日の情報処理システムが誰にでも使いやすくその能力をフルに活かしきれるような存在となっているかというと、まだまだ未解決の課題が山積しています。

 その一つは、外部環境から知覚される情報にもとづいて認知・判断し外部に対して行動するという、人間自身の情報処理に対して、コンピュータ・ネットワークからもっと積極的に歩み寄ることによってユーザへの支援と人間とコンピュータの協調を実現することです。このための技術課題の解決は、人間もその構成要素となっているシステム全体のスループット(性能)向上のみならず、高齢者や身体に障害をもつユーザへのユニバーサルサービスの提供、あるいは国際化にともなう異文化交流への対応という社会の要請からも、今後ますますその重要度が増すものと思わ
れます。

 人間環境情報コースでは、人間とコンピュータのコミュニケーションを実現するメディア情報の認識・生成技術を具体的課題として実世界と情報空間の橋渡しをするプログラミング技術、人間の感覚・感性・行動を科学的に分析する様々な技法、人間の情報処理メカニズムのコンピュータによるモデル化などを幅広く修得します。これによって、人間が関わる様々な情報環境を創出する基盤技術を身につけ、人間主体のIT 社会の実現に貢献しうる技術者を養成します。